今週水曜日の映画サービスデーに観た映画はこちら。
 
「未来を花束にして」です。

原題のSuffragette(サフラジェット)とは、20世紀初頭のイギリスの参政権拡張論者、特に婦人参政権論者を指す言葉。
どうして、サブタイトルに現代を入れなかったんでしょうかね?

イギリスにおける女性参政権運動がテーマの映画です。
以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。

1912年のロンドン。
急進的なパンクハースト夫人のもとに集まる女性参政権運動に参加する女性たち。
主人公はもともとは興味なかったけど、洗濯女以外の未来が見えない現状、娘が生まれれば自分と同じ運命が待っている現状を変えたくて、運動に参加します。

イギリスの女性参政権獲得は1918年(制限付き)

たった、100年前なんですよね。
日本は戦後の1945年に女性参政権が認められます。
いちこの二人の祖母は成人になった時点で参政権がありませんでした。

エンディングで女性参政権獲得の年表が流れるんですが、認められていない国がまだあるんですよね。
第1次世界大戦と第2次世界大戦の戦後に転換期があり、認められる国が増えます。

余談ですが、社会主義は男女平等の考えが強いんです。
なので、中国の方が日本よりも女性労働参加率が高かったりします。

「人間の半分は女性なのよ!」という印象的なセリフ

今でこそ一般的な男女平等は先駆者たちの苦難の末に存在することに感謝したいと思います。
ただ、日本は真の男女平等が浸透しているんでしょうか?

日本で男女雇用機会均等法が施行されたのは1986年。
相当減ったようですが、いまだに存続する一般職の大半は女性です。
金銭的な理由から共働きが当たり前となった現代でも主な家事労働担当者は女性です。

もちろん男性にだって、不平等なことはたくさんあります。
一般職に就職する男性がいるべきだし、家族を養うプレッシャーを男性ばかりが感じる必要はない。
差別されることで緩やかな立場にいる女性が羨ましいと思う男性もいると思います。

各々のライフスタイルに合わせてもっと柔軟な選択ができる社会になってほしいですよね。
そのために選挙権をきちんと行使していくべきかな、と思います。

この映画は男女平等な社会について改めて考える場を提示してくれたように思います。
観て良かったです。

印象的なツイートを。
 

私が観た回もほぼ女性でした。
行った映画館は映画サービスデーを採用し、レディースデーは廃止したようです。
映画のレディースデーは男性差別だという意見も多かったので、男女対象をするところが増えています。

以上、いちこでした~。

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